ザ・カード・カウンター

2023.04.14

未分類

予告編解禁しました!

映画『カード・カウンター』は、消すことのできない過去の罪への償いと、いまだ罰されぬ悪人への怒りに引き裂かれるギャンブラーの“復讐と贖罪”を描いた傑作スリラー。

名作『タクシードライバー』(76)から45年。マーティン・スコセッシ(製作総指揮)とポール・シュレイダー(監督・脚本)が再びタッグを組み、矛盾と怒りに満ちた現代社会を描き出した本作は、多くの批評家が2021年のベストリストに選出した。ミステリアスな主⼈公を⾊気たっぷりに演じたオスカー・アイザックをはじめ、脇を固めるティファニー・ハディッシュ、タイ・シェリダン、ウィレム・デフォーも強い印象を残す。

今回、解禁された⽇本版予告編は、モーテルの家具を白い布で全て覆う主人公ウィリアム・テルの奇妙なルーチンワークから幕を開ける。彼は刑務所に収監されている間に習得したカード・カウンティングの技術を駆使し、ギャンブラーとしてカジノを渡り歩いている。「過去の行いが作った重荷は永遠に取り除けない」と語り、出所後も罪に囚われ禁欲的な生活を自身に課し過ごしていたが、ある日出会ったカークと名乗る青年に、自分に罪を被せた男への復讐を持ち掛けられたことで運命が動き出す。「理性を失ったプレイヤーは暴走する―ー誰だってそうなる可能性はある」と語る彼が最後に選ぶ運命とはーー。
華やかだが、どこか物寂しさを感じさせるカジノの景色や、モノクロの映像で差し込まれた彼の忌々しい過去、「あなたが過去に何をしてても構わない」と告げるギャンブル・ブローカーのラ・リンダとのロマンスを予感させる、ネオンの光が鮮やかな場面などを切り取った本編への期待が高まる映像に仕上がっている。無表情で迷いなく拷問行為を行う姿や、刑務所で口に血を滲ませながらも相対する男を煽る、狂気を感じさせるオスカー・アイザックの演技にも注目だ。

公式サイトに戻る